俺の想像の中のヴァンパイアへ質問してみた（キモッ

Q：ヴァンパイアって十字架が苦手なんですか？

A：全く苦手では無い。十字架が苦手なのは悪魔だ。よく勘違いされるが、
　吸血鬼は名前の通り“鬼”の類であって悪魔の類では無い。

Q：では鬼に因んで豆を投げ付けるとどうなりますか？

A：ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ…




Q：ヴァンパイアはにんにくが苦手なんですか？

A：よく、生のにんにくで例えられるが人間に問いたい事がある。
　人間は好んでにんにくを生で貪る阿呆がいるか？
　ヴァンパイアも料理に使われるガーリックは食べるし調理されたにんにくなら食べる。
　人間と全く同じだ。






Q：ヴァンパイアに寿命はありますか？

A：無い。まず、体がある程度まで発育が進んだらそこからは老けない。
　よく質問されるが、ヴァンパイアの成長は不規則に止まる。
　大分、歳老いてから老化が止まる者もいれば子供の姿で止まる者もいるが、
　基本的には運動神経は変わらないしよぼよぼになるまで老ける者はいない。




Q：ヴァンパイアは不死身なんですか？

A：撃とうが焼こうが新陳代謝がケタ外れなので一瞬で再生する。
　例えそれが首から上をぶっ飛ばされたとしても、だ。
　まぁ、爪のかけら一つでも残っていればそこから再生出来るが、
　他の残った肉片は灰になる。
　あと、日光は別に苦手ではない。ただ、闇の中の方が生きやすいだけだ。



Q：失礼ですが、年齢はいくつですか？

A：２００年数えて、それから数えてない。




Q：不死身だとしたら何故人数が増えないんですか？

A：基本的にヴァンパイアとは人間から変異した者達の事を指す。
　ヴァンパイアは不規則的に誕生する者であり、繁殖は不可能だ。
　ヴァンパイア同士が子を産んでもその子供は普通の人間になるだろう。
　大体、ヴァンパイアは人間よりも優れている高貴で優秀な種族だ。
　繁殖など好まず、自分達だけで生きていく孤高な阿呆達なのだろうな。
　まぁ、減りはしない。遵って、数は徐々に増えるだろうな、少しずつ、少しずつだが。



Q：ありがとうございました。

A：まだ質問はあるだろうな、山ほど。
　血の摂取量はいくらだ、とかな。
　私達はそれに付き合う程暇では無い。さらばだ人間。